くれたけ心理相談室 愛知県知多支部の夏目と申します。

今回は、不登校で悩む人の状態についてまとめてみました。

不登校で悩む人の心情はどのようなものでしょうか。
次のような気持ちが語られています。

不登校で悩む人の状態

〇行かないといけないのは頭でわかっているのに体がついていかない。
〇行こうとすると、それを抑えるような衝動が自然と湧き上がってくる。
〇行こうと思えば思うほど、行かない方へと自分が動いてしまう。
〇行かないことで自分がますます苦しくなることはわかっているのに、気持ちが自分のいうことを聞いてくれない。
〇明日こそと思って寝るが、目が覚めると布団から出たくなくなり、登校の時間が早く過ぎればよいと思っているうちにまた寝てしまう。これを繰り返している。
(藤岡孝志 不登校臨床の心理学 2005 誠信書房)

 このような子どもたちの声から窺えることは、学校に「行かない」のではなく「行けない」でいること、それぞれ「行けない」ことへの苦しみを抱えている、ということです。

もちろん「学校に行きたくないから行かない」という思いを持ち「行きたくないから行かない」という考えのもと不登校が始まることもあるでしょう。

しかし、その気持ちを掘り下げて聴いていくと「できることなら学校に行きたい。でも、今の自分にとって行きたくないところ。」という語りが出てくることがあるのです。 

 実際、不登校児童・生徒は心から学校に行かなくていいと思っている子どもは少なく、なんらかの理由で「行けない」あるいは「行きたくない」状況にある子どもがほとんどです。

 

支援の基本スタンス

カウンセリングの基本スタンスと同じになります。

①受容
②傾聴
③共感

 

自分の思いや考えをなかなかあらわせない子どもへの関わり

不登校児童・生徒の中には、自分の思いや考えをなかなか言葉であらわせない子どももいます。
具体的にどのように関わればよいのでしょうか、3つのポイントがあります。

①子どもの様子・反応に注目する

子どもの様子や反応を見て、子どもがどういう気持ちでそのような反応や様子を見せるのか落ち着いて考える癖をつけると、言葉のやり取りがうまくできなくても子どもの心情を理解しながら支援を続けることができます。

 

②気持ちを代弁する

例えば、学校のことを質問すると押し黙る子どもの場合、「まだ学校について話す準備ができていないのかな・・・?」「学校のことはまだ話したくないんだね・・・」と言葉で返します。

ただ注意があって、気持ちを代弁しすぎないようにします。

常に「今、自分の考えを語ってはいないか?」「本当に子どもはそう感じているだろうか?」ということを自分自身に問いかけながら慎重に行います。

 

③感情表現しやすい関わりをする

子どもの好きな遊びやゲーム、趣味を通して、子どもが喜びや楽しさ、悔しさ、怒りといった感情を出せる場面を作ります。

出てきた感情一つひとつを丁寧に受けとめ、「大丈夫」という安心感を持ってもらえるような関わりをします。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

くれたけ心理相談室 愛知県知多支部 夏目まさ代
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