くれたけ心理相談室支部 安曇野支部 鈴木佳奈です。

今回は、私が心理療法を学んだときに、印象に残った交流分析の中の「ストローク」について振り返っていきます。

プラスのストロークは、人間関係をより良くするために役立つものだと思います。

ストロークとは…

「私はあなたの存在を認めていますよ。」という言語・非言語のメッセージのやり取りを指します。

(生きていく上で、必要不可欠なものです。)

ストロークの表現(一例)

ストロークの言語表現
プラスのストローク… 褒める、励ます、慰める
マイナスのストローク… けなす、愚痴を言う、暴言を吐く

ストロークの身体表現
プラスのストローク… 撫でる、手を繋ぐ、抱きしめる
マイナスのストローク… 殴る、蹴る、ぶつかる

ストロークの非言語
プラスのストローク… 見守る、うなずく、ほほ笑む
マイナスのストローク… 睨む、見下す、軽蔑する

〈 補足説明 〉
プラスのストローク:豊かな人間関係を築きやすい。(相手を肯定する態度)
マイナスのストローク:ギクシャクとこじれた人間関係になりやすい。(相手を批判する態度)

上記の他にも、様々な表現方法があります。

プラスのストローク効果

プラスのストローク効果
 ・相手の警戒心を解く(安心感を与える)
良好な人間関係(信頼関係)構築
・モチベーションの向上
 ・自己肯定感の向上

プラスのストロークの使い方(一例)

・笑顔で挨拶をする。
・相手の良いところを見つけて褒める。
・相手が落ち込んでいたら、相手のお話を聴いて、慰める。

ストロークに関する留意点

人は、ストロークを全く与えられない状況になると、マイナスのストロークであっても求めてしまいます。

マイナスのストロークは、人間関係をこじらせ、悪循環を招きやすいものです。

まとめ

今回、改めてストロークについて振り返る中で、豊かな人間関係を築きやすいストロークを意識し、人と関わっていく必要を強く感じました。

プラスのストロークを意識することは、信頼関係の構築に繋がり、自己肯定感を高める効果もあります。プラスのストロークには、他にも多くのメリットがあり、相手の良い面を見つけて伝えることは、人間関係をこじれさせないための大きな力となります。

一方で、マイナスのストロークは相手を傷つけるだけではなく、関係悪化の引き金にもなります。日常の中で、相手の存在を批判するよりも、相手の存在を認め、肯定する姿勢を持つことが大切であると感じます。

世の中に、豊かな人間関係を築きやすいプラスのストロークが増えることを、切に願っています。

さいごまでご覧いただき、ありがとうございました。

鈴木佳奈カウンセラー

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